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VR技術を活用して学ぶ、認知症ケアの新たな視点

シニアライフ事業の取り組みの一環として、スタッフの「定着」「学び」「ワーキングスタイル」に焦点を当てたプロジェクト『みんなのワーキングスタイルプロジェクト』を実施しています。今回は、2025年3月24日に開催された、『認知症ケア』をテーマとしたプロジェクトの様子をご紹介します。

 

みんなのワーキングスタイルプロジェクトとは?
「働き続けたい職場とは何か」について議論した中で、「学びたい」という意欲を持つスタッフを応援し、柔軟な働き方を模索しようと活動をはじめたのが出発点。このプロジェクトでは、向上心を持つ職員が多い施設ほど離職率が低く安定しているという仮説を立て、さまざまな活動を展開しています。

 

今回のプロジェクトには介護スタッフ総勢26名が参加。認知症の症状を一人称で体験できるVR技術「VR認知症」を開発した株式会社シルバーウッドにご協力いただき、VR認知症を使用した「認知症の方の視点に立つ」体験型プログラムを実施しました。

 

認知症になると、自分の思いを伝えづらくなり、その代わりに取る行動が「問題行動」と誤解されることがあります。しかし、その背景には周囲の“理解不足”が大きく影響しており、理解を深めるためには“認知症の方の視点に立つ”ことが大切です。今回は介護スタッフが認知症への理解を深めるために、複数の認知症の症状が再現されたVRを通して、認知症の症状を“本人視点”で体験しました。

 

例えば、認知症の症状の1つであり、実際には存在していないものが見えてしまう「幻視」。言葉としては理解していても、実際に本人視点で体験してみると言葉にはならない怖さが。現実の中に幻視が紛れ込むため、目に見える何が現実で何が幻視なのかがわからず、自分だけが別の世界を生きているような孤独な気持ちになりました。このVRを体験した後には、レビー小体型認知症の当事者として本VRを監修者した原作者からのビデオメッセージがありました。その中でも、「あたたかい気持ちと好奇心をもって、「何が見える?」といったように、幻視を一緒に楽しんで欲しい」という言葉が印象的で、幻視を否定的に捉えるのではなく、その人の世界として“受け入れる”ことが認知症の理解への第一歩になることを学びました。

 

この他にも、認知症の中核症状表す全4つのVRコンテンツを体験。これらの体験を通じて、「認知症だから仕方ない」と決めつけるのではなく、「どのような景色が見えているのだろう?」と想像し、その行動や言動の裏にある背景を理解することが大切だと身をもって実感しました。

 

 
認知症ケアは、単に技術や知識を身に付けるだけでなく、本人の視点に立ち、行動や言動の背景を想像しながら寄り添うことが求められます。今後もワーキングスタイルプロジェクトを通じてスタッフの学びの場を充実させ、リゾートトラストグループのブランドアイデンティティ「ご一緒します、いい人生」を体現しながら、より良い施設運営を目指していきます。

 

認知症についてもっと知りたいと思われた方へ。 日々のケアに役立つ情報や、現場の取り組みを紹介するコラムをご用意しています。 ぜひこちらもあわせてご覧ください。

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