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介護付有料老人ホーム「フェリオ百道(4階フロア)」がユマニチュードブロンズ認証を取得しました

フォリオ百道
介護付有料老人ホーム「フェリオ百道(4階フロア)」が、一般社団法人日本ユマニチュード学会より、日本で14か所目、福岡県では初となる「ブロンズ認定事業所」として認証を受けました。また、この認証取得を受け、福岡市・日本ユマニチュード学会主催の「ユマニチュードの施設導入に関する説明会」に登壇者として参加しました。
ユマニチュード®は、フランス人の体育学教師イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティが生み出したケア技法。「人間らしさを取り戻す」という意味をもち、「見る」「話す」「触れる」「立つ」の要素を『ケアの4つの柱』とし、「出会いの準備」「ケアの準備」「知覚の連結」「感情の固定」「再会の約束」の『5つのステップ』を踏んだ行動で構成されます。 ユマニチュードにおいて何よりも大切なのは、ケアの中に「4つの柱」と「5つのステップ」を取り入れることで、相手に「あなたを大切に思っています」気持ちを相手が理解できる形で届けることです。一見すると“あたり前”のことのように思えますが、「あなたを大切に思っている」ということを、言葉ではなく行動で、そしてケアをしながら、相手にわかるように伝えることは容易ではありません。そのため、認証を受けるためにはケアの品質に関わる400項目もの審査基準をクリアする必要があります。ブロンズ認証はその第一歩です。
フェリオ百道(4階フロア)では、ユマニチュードの実践を通じて、ご入居者の「人間らしさ」を尊重し、生き生きと暮らしていただける環境づくりを実践したことが今回のブロンズ認証につながりました。

 

ユマニチュードについて詳しく知りたい方はこちら
▶【コラム】認知症ケアの「ユマニチュード」とは?自治体や施設でも取り入れられています
▶【Youtube】“優しさ”を伝える認知症ケア技法『ユマニチュード』とは?

 
 
 
 

■福岡市・日本ユマニチュード学会主催 ユマニチュードの施設導入に関する説明会
福岡市と日本ユマニチュード学会主催で、ユマニチュードの施設導入に関する説明会が2025年3月18日(水)に福岡市認知症フレンドリーセンターにて開催されました。説明会では、ユマニチュード導入施設による事例発表のほか、一般社団法人日本ユマニチュード学会代表理事 本田美和子氏、ユマニチュードを生み出したイヴ・ジネスト氏も交えた座談会も行われました。 フェリオ百道ではホームマネージャーが登壇し、ユマニチュードを導入した背景や、導入によるご入居者・スタッフの変化の事例を発表しました。
 
■フェリオ百道の事例発表

-導入のきかっけ
認知症の方の対応には特に悩んでおり、昼夜問わずナースコールの対応に追われるなど日々の負担も大きく、スタッフの離職の原因となっていました。その時、ユマニチュードの講座を受けてみたいとスタッフから声が上がったことをきっかけに導入を決めました。

 

-事例1:介護拒否、手を出される行為があるご入居者
5つのステップの中でも特に、出会いの準備(来訪を告げる)、ケアの準備(ケアの合意を得る)を大切にしながら、4つの柱の「見る」をケア前、ケア中に繰り返し行った結果、少しずつ視線が合うようになり、スタッフの話を聞いていただけるように。ご本人に安心感に安心感をもたらしただけでなく、2名で対応していた入浴介助が1名で対応可能になるなど、スタッフの負担軽減にもつながった。

 

-事例2:排泄の失敗、介助の拒否があるご入居者
4つの柱の「見る」「話す」「触れる」をスタッフが繰り返し行い、自尊心やプライドを尊重しながら「あなたを大切に思っている」と伝え続けたことで、少しずつ「あなたなら仕方ない」とスタッフへの介入拒否がなくなった。加えて、「さっぱりしますね」などプラスの発言で感情固定を行うことで、拒否なく下着の交換をしてくださるように。

 

ホームマネージャーは最後に、「ユマニチュードは介護職への向き不向きに関係なく、関わる全員が習得することで業務の負担を軽減し、さらに心を充実させることができる素晴らしい技法です。スタッフ一人ひとりが、“ユマニチュードがあるからフェリオ百道でご入居者と関わりたい” “ケアを頑張っていきたい” と思える施設を目指したい」と抱負を述べ、締めくくりました。

 

   
■座談会
座談会では、ユマニチュードを生み出したイヴ・ジネスト氏が、登壇者や参加者へ問いを投げかけながら、ユマニチュードの概念について語りました。

 

-イヴ・ジネスト氏「日本には、80歳になるとあなたの市民権が失われるという法律はありますか?」
-参加者「いいえ」

 

-イヴ・ジネスト氏「高齢の方が自分の家でできていたことを、施設に入るとできなくなるという法律はありますか?」
-参加者「いいえ」

 

-イヴ・ジネスト氏「ペットを飼っている方、結婚している方、子どもがいる方、家族がいる方、正月に家族で集まる方、休みの日に旅行に行く方など、あてはまっている人は手を挙げてください」
-参加者(みなさま手を挙げられていました)

 

-イヴ・ジネスト氏
「同じ質問を日本の施設に入居している方に伺うと、多くの場合その答えはNoです。私はこの答えは間違っていると思います。高齢の方が施設に入ると、それまでの生活の自由が失われてしまうことに私たちは気づいていません。フランスのユマニチュード導入施設では、ペットは自由に連れてくることができ、ご主人と一緒のベッドで眠ることもできます。クリスマスには家族が自分の部屋に集い、泊まってもらうこともできます。つまり、自身がもっている権利をすべて持ったまま施設で暮らすことができる、ということが大事だと思います。

 

フランスのユマニチュード導入施設では、起きたい時に起きて、寝たい時に寝る。私たちが普段家でそうしているように、施設でも同じような時間の使い方がされています。そうした状況の中で暮らすことができれば、認知症がある、麻痺がある、大病を患っている方でも、自分の権利を持ちながら生きていくことができます」とイヴ・ジネスト氏は語りました。

 
 
 
認知症の方への対応は、身近なご家族であっても寄り添うことの難しさに直面し、ときに心が折れてしまうこともあります。 ユマニチュードは、思いやりをもって相手に向き合い、尊厳を大切にしながら、その人らしい生活を支えるケア技法です。 この手法を通じて信頼関係が築かれ、ケアがよりスムーズになることで、ケアをする側の心の負担も軽減されていきます。 私たちはこれからも、ユマニチュードの実践を重ねながら、ご入居者に笑顔と安心を届け、寄り添うケアを大切にしてまいります。

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