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これからもスイーツを楽しんでほしい。専門職の思いからはじまった「用賀の杜デザート会」

トラストガーデン用賀の杜
今回はトラストガーデン用賀の杜で開催された、園芸療法を取り入れたアクティビティの様子をご紹介します。
 
 
―園芸療法とは?―
園芸療法は、植物を通じて「身体的」「精神的」「社会的」な健康の維持・回復を目的とし、充実した生活を送ることを目指す療法。植物に触れることで五感を刺激し、ストレス軽減やモチベーションの維持、体力向上などに効果があるとされています。たとえば掘った穴に種を入れて土をかぶせるなど、複合的な動作の中に多くのリハビリ要素を含むほか、植物に触れる中で「きれい」「気持ちがいい」などのポジティブな感情を引き出すことにもつながります。また、共同作業を通じてコミュニケーションが生まれ、居場所づくりや生活の質の向上にも効果的とされています。
トラストガーデンの園芸療法は、「こころが動くから体が動く」「五感や感性に働きかける」「心の交流を図る」の3つのポリシーを軸に実施。植物の栽培やフラワーアレンジメント、草木染めなどのほか、収穫した野菜を調理したりお茶会をするなど、幅広いプログラムを実施しています。

 

▼園芸療法について詳しく知りたい方はこちら
ポジティブな感情を引き出す、老人ホームの園芸療法

 
 

―用賀の杜デザート会―

外食レクリエーションなどへの参加が難しい、嚥下(飲み込む力)状態が良くない方や食が細い方にも、外食気分でスイーツを楽しんでいただきたいという思いからスタートした企画が「用賀の杜デザート会」です。ラウンジの一部のスペースをアレンジしてカフェのような雰囲気を演出し、スイーツとドリンクをご用意。今回は「嚥下障害のある方」と「食が細い方」を対象とし、飲み込みやすく、少量で高カロリーを摂取できる食材を選びました。

 

また、「園芸療法」と組み合わせることで、より“食べること”を楽しんでいただけるように工夫しました。

 

言語聴覚士を中心に、看護スタッフや管理栄養士、認定歯科衛生士(老年歯科)、園芸療法士など多くのスタッフが協力しながら、約2カ月の準備期間を経て実現。当日は10名のご入居者とご家族が参加されました。

 

 
 
 

はじまりは「アロマ手浴」から
デザートの実食前には、導入刺激としてアロマ手浴を実施しました。
手浴は「飲み込む力」に直接影響するわけではありませんが、血行が良くなり交感神経が落ち着くことで、消化の働きが整って食欲が増加する効果が期待できます。

 

また、アロマには、特定の香りを嗅ぐことで過去の記憶や感情が鮮やかに蘇る現象「ブースト効果」が期待できます。今回は、消化を助け胃腸を活発にする効能や、血行促進、集中力の向上が期待できる、レモンとオレンジをブレンドした柑橘系のアロマを使用しました。

 

少しでもおいしくデザートをお召し上がりいただきたい。そんな思いから、実食前にアロマ手浴を取り入れました。

 
 
 

デザートの実食
今回は、デザートプレートとドリンクを3種類ずつご用意し、それぞれご自身で選んでいただきました。
プレートには、嚥下にも配慮され、食の細い方でもカロリーを取れるMCTオイル配合のムースや、自家製のあんこ、レモンピール、葉っぱのラングドシャクッキーを飾り、苺ソースやアイシングでプレートを彩りました。
嚥下障害の影響で普段はクッキーなどの固形物が食べられない方も、言語聴覚士のサポートのもと食べ方の工夫をすることで、安全にお召し上がりいただくことができました。

 

プレートがお席に届くと、「もったいないわね」と顔をほころばせられ、普段はあまり食事が進まない方も「おいしい」と完食されていました。また、後日写真を見返したときに、「ホテルに行って食べたかしら」との嬉しいお言葉もいただき、実施してよかったと、関わったスタッフみんなで喜びをかみしめました。

 

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