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介護の基礎知識

3:1? 2:1? 手厚い介護って何? 介護付有料老人ホームの「人員配置」とは?

2025.2.28
介護付有料老人ホームへの入居を考え始めた時に見聞きする「3:1」や「2:1」。これは、ホームの介護・看護職員の人員配置を表し、介護サービスの”手厚さ”の指標となる数字。ぱっと見ると、数字が大きい方が”手厚い”と感じてしまいがちですが、実は、数字が小さいほど「手厚い介護」と言われます。今回は、この数字の見方や、介護付有料老人ホームのサービスの質にも関わる、「人員配置」について説明します。

1.介護付有料老人ホームにおける人員配置基準

厚生労働省は、介護保険法に基づいて介護施設が適切なサービスを提供するために最低限必要な人員の配置基準を定めています。

・管理者:1人
・介護職員:入居者3人に対して1人以上
・看護職員:入居者30人までは1人以上、30人を超える場合は50人ごとに1人追加
・ケアマネジャー:入居者100人までは1人以上
・生活相談員:入居者100人までは1人以上
・機能訓練指導員:1人以上

介護・看護職員の人員配置の基本は「3:1」以上

介護付有料老人ホームでは、1人の要介護者に対し、常勤換算で1人以上の介護・看護職員を配置することが義務付けられています。これが「3:1」の意味であり、要介護者が30名いる施設では10名の職員が必要ということになります。2人の要介護者に対して1人以上の職員を配置する場合は「2:1」と表し、要介護者1人に対する介護・看護職員の人数が増えるほど、一般に「手厚い介護」といわれます。 なお、この比率は、夜勤や公休の職員を含めた総人数によるものであり、常時この人数の職員が勤務しているわけではありません。

2.常勤換算とは?

施設に義務付けられた人員配置基準を守るために必要となるのが、「常勤換算」という考え方です。
介護付有料老人ホームにはパートタイムなどの非常勤職員もいますので、常勤の職員を1として、常勤以外の職員の平均労働時間が常勤職員の何人分になるか換算します。

例)要介護者24名が入居する介護付有料老人ホーム
常勤の介護・看護職員が5人、非常勤の介護・看護職員が5人の施設で、常勤職員の週当たりの労働時間が40時間、非常勤職員5人の週当たりの労働時間が合計120時間だった場合。

非常勤職員の労働時間を常勤職員に換算すると、120÷40=3人分
よって、常勤換算人員数は5人+3人=8人と算出されます。
この施設は要介護者24名が入居しているため、要介護者に対する介護・看護職員の比率は24:8(=3:1)となり、厚生労働省の定める人員配置基準を満たしているといえます。

3.介護付有料老人ホームの人員配置はどこで確認できる?

介護付有料老人ホームの人員配置状況は、重要事項説明書で確認できます。重要事項説明書は、契約における重要なポイントをまとめた書類で、人員配置の比率や施設で働く職員の人数、勤務形態などが記載されていますので、必ず確認しましょう。
重要事項説明書は入居契約時に施設側から渡されるほか、施設に直接問い合わせて取り寄せることも可能です。また、施設によってはホームページからダウンロードができるケースや、管轄する自治体のホームページにて公開されているケースもあります。

例)トラストガーデン等々力(東京都)
  公開サイト:トラストガーデン等々力/東京都福祉局

4.具体的に「手厚い介護」サービスとは?

施設によっては、より手厚いサービスを提供するために、厚生労働省が定める介護付有料老人ホームにおける人員配置の最低基準である「3:1」よりも多く介護・看護職員を配置している場合があります。「2.5:1」、「2:1」などと設定している施設では、要介護者1人に対する介護・看護職員の人数が多いので、丁寧で行き届いたサービスが可能となります。
ただし、人員を手厚くすると基準を超えた分の人件費がかかりますので、「上乗せ介護費」が発生する場合があります。そのぶんは要介護者の負担になりますので、検討の際は注意が必要です。

「手厚い介護」には、一般的に以下のようなサービスが含まれます。

○24時間看護師常駐
介護付有料老人ホームの看護師または准看護師について、夜間の配置は義務付けられていません。 ただし、24時間看護師常駐を特徴にしている施設もあり、医療ニーズの高い人もそうでない人でも、夜間や緊急時には安心です。

○看取り介護の対応
看取りとは、入居者が施設でその人らしい最期を迎えることを支援する介護です。看取りを行うためには、看護や介護のサービスを提供するための人員配置や環境整備が必要です。

○認知症への対応
専門の資格を持つスタッフが、学習プログラムや機能訓練(リハビリ)などで、認知症の症状の維持・改善に取り組んでいる施設もあります。

○病院の送迎、通院フォロー
入居している方の病院への送迎などは、家族が行わなければならない場合が多いので、施設の職員が付き添ってくれるサービスがあると助かります。

○イベントやアクティビティの充実
人員配置にゆとりがあると、スタッフがレクリエーションやアクティビティなどに時間を多く割くことができ、生活の質向上が見込めます。

○個別ケアの実施
入居者のペースや希望に合わせた、食事、入浴、排せつなどの日常生活の支援がしやすくなります。

○スタッフとのコミュニケーションの増加
ゆっくり会話をしたり敷地内を一緒に散歩するなど、スタッフとのコミュニケーションの機会が増えます。

5.リゾートトラストの介護付有料老人ホームの場合

介護付有料老人ホーム「トラストガーデン」や「フェリオ」シリーズでは「手厚い介護」を実践。 グループのブランドアイデンティティに沿って、ご入居者やご家族に寄り添い、豊かな人生を送っていただけるように手厚くサポートしています。

◎国の基準を超える2:1以上の手厚いサポート体制
トラストガーデンでは、要介護者2名に対して常勤換算で1名の介護・看護職員を配置する「2:1」以上の体制をとっています。24時間、365日介護・看護職員ともに常駐しているので、夜間や緊急時も迅速に対応することができるほか、看取りも行っています。

◎安定したサービスの提供とスタッフとの信頼関係
トラストガーデンでは、勤務年数の長い経験豊富なスタッフが多数在籍。そのためスタッフ同士のチームワークもよく、チームとしてさまざまなノウハウやアプローチの方法を持っているため、安定したサービスをご提供できます。また、スタッフの入れ替わりが少ないのでご入居者との信頼関係も築きやすく、安心して過ごしていただけます。

◎ご入居者、ご家族、スタッフを大切にする文化
経営母体であるリゾートトラストグループのブランドアイデンティティ(企業の個性・特徴)は、「ご一緒します、いい人生~より豊かで、しあわせな時間(とき)を創造します~」です。この言葉を常に意識し、ご入居者とご家族に寄り添いながら、皆さまの生活をサポートしています。このような文化も、リゾートトラストの介護付有料老人ホームの魅力のひとつです。

6.まとめ

介護付有料老人ホームの人員配置は、安心して快適に暮らせる施設を選ぶ際に欠かせないチェックポイントです。「3:1」や「2:1」などの人員配置を確認することはもちろん、それによってどのような「手厚い介護」サービスを受けられるのか、についてもきちんと確認しておきましょう。

参考
※人員配置基準等(介護人材の確保と介護現場の生産性の向上)|厚生労働省

※特定施設入居者生活介護|厚生労働省

※-高齢者向け住まいを選ぶ前に―消費者向けガイドブック|社団法人全国有料老人ホーム協会/一般社団法人全国特定施設事業者協議会/一般財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会/高齢者住宅経営者連絡協議会

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記事監修

株式会社ハイメディック所属 介護福祉士

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