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介護の基礎知識
【高齢期の健康を科学が示す新しい視点】暑さと高齢期の健康について考える。
1. 最新の研究が示した、気候変動と高齢者の健康
研究の概要
【研究対象】
全国57,178名の65歳以上で要介護認定を受けていない高齢者(2016年度調査参加者)
✓同じ自治体に30年以上居住していた方
✓研究開始時点で認知症の既往歴がない方
【追跡期間】
3年間
【分析方法】
参加者が暮らす地域の「極端に暑い日」の発生回数と、翌年の認知症発症との関連を統計的に分析
極端に暑い日とは?
本研究における「極端に暑い日」は、全国一律に「最高気温35℃以上」といった基準ではありません。各市町村において、1981~2010年の5~9月に観測された「日平均気温」の分布に基づき、上位10%に入る暑さの日として定義されています。
例えば、東京都(本研究対象の都内A市)の場合、日平均気温28.6℃*以上を「極端に暑い日」と定義しています。
* 都内A市における基準
重要な発見
5~9月の間に研究上定義された「極端に暑い日」が通常より30日増加した場合、翌年度に認知症を発症する可能性が、約40%増加することが示唆されました。
また、認知症発症前の死亡を考慮した分析では、「認知症発症または死亡」のリスクが、最大2.5倍(150%増)と推計されています。さらに、暑さの影響が数年にわたり続く可能性も示唆されています。
出典:東京科学大学(Science Tokyo)「暑い日の増加が高齢者の認知症発症リスクを長期的に高める可能性─気候変動時代に求められる高齢者の暑熱対策を示唆─」 2026年1月8日公開
論文:Ayako Morita et al.“ Effects of extreme heat on the onset of dementia and all-cause mortality: A 3-year follow-up study in a large population-based cohort in Japan.” Alzheimer’s & Dementia, 2026. DOI: 10.1002/alz.71057
2. 住まいを考える新しい視点
高齢期の住まい選びに、「暑い季節をどう過ごせるか」という視点を。
住まいを選ぶとき、立地、広さ、眺望、設備などは大切なポイントです。一方、高齢期の暮らしを長い目で考えるなら、一年を通じてどのような生活環境で過ごせるかという視点も大切です。 特に暑い季節について、次のような点を確認してみてはいかがでしょうか。
大切なのは、「今、困っているか」だけではありません。これから年齢を重ねていく中で、どのような環境なら、自分らしい暮らしを続けられるだろうか。元気な今だからこそ、少し先の暮らしまで想像して住環境を考えておくことも、高齢期の住まい選びの一つの方法です。
3. リゾートトラストのシニアレジデンスがご提案できること
日々の暮らしから、その人らしい健やかさを支える。
リゾートトラストのシニアレジデンスでは、各施設のサービス内容※1に応じた介護・医療支援などの生活基盤に加え、日々の暮らしそのものを大切にしています。
その考え方の一つが、当社独自の認知症ケアモデル「ハイメディック・ケア」です。ハイメディックレジデンス ザ・ガーデンシリーズでは、「運動・コミュニケーション・食事・睡眠」の4つの観点から、日々の暮らしを通じて、その人らしい健やかな生活を支えます。
※1 内容は施設により異なります。
暑い季節の一定期間だけ、いつもと違う環境で過ごすという選択肢も。
「まだ住み替えまでは考えていない」「暑い時期に一人で過ごす親が心配」「ご家族が旅行や仕事で見守れない期間がある」そのような場合は、有料ショートステイを利用してみませんか?

※対象施設・利用条件・料金・期間・受入条件等は施設ごとに異なります。 予めご相談ください。
住まいについて考えることは、「今すぐ住み替えること」を意味するものではありません。今の暮らしを続けながら、選択肢を知っておくことで、ご本人もご家族も、これからについて話しやすくなります。まずは、ご本人・ご家族に合った暮らし方を知ることから始めてみませんか。
※本資料は、公開されている研究情報等をもとに、高齢期の暑さと暮らしについて考えるための一般的な情報提供を目的として、当社が独自に作成したものです。東京科学大学が当社または当社サービスを推奨・監修している、または当社と提携していることを示すものではありません。本研究は、当社サービスの効果を検証したものではありません。