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老人ホームの選び方

いざという時に慌てないために。知っておきたい「介護付有料老人ホーム」入居の流れ

2025.5.8
介護付有料老人ホームは、介護が必要な高齢者が生活支援を受けながら居住できる施設です。
入居要件は施設によって異なりますが、原則として65歳以上で、要介護に認定されていることが入居条件の「介護専用型」と、認定されていなくても入居できる「混合型」があります。入居時、自立~要介護2まで介護認定を受けた方は、包括サービス(包括報酬)で施設のケアマネジャーがプランを作成し、介護度・所得に応じた月定額の介護保険自己負担を支払います。
突然のケガや病気で入院した際に、退院後の自宅生活ができず入居となるケースでも、ケアマネジャーとのアセスメントシートの作成などいくつかのステップを踏む必要があります。いずれは施設への入居を考えているという方は、いざという時に慌てないためにも、入居までの流れを予習しておきましょう。

1.早めの情報収集がカギ

介護付有料老人ホームへの入居は、身体機能の低下により自宅での生活が難しくなったり、高齢になり何らかの病気で入院後自立した生活を送ることが難しくなったりして日常生活のサポートが必要になった方や、将来的にもし介護が必要になった時に子供に迷惑をかけないためになど、状況はさまざまです。
1年以内に家族または親族が介護施設に入居した方を対象にしたアンケート調査※1では、施設に満足している人の約3割が2カ所の見学をしている一方、不満のある人の約3割が施設の見学をしないまま入居を決めています。また、施設選びで困ったこととして「急いで探す必要があった」が最多の24%となっており、入居した施設に満足している人は比較的余裕を持って施設見学をしています。前もって情報収集し、見学などを行っておくことが施設選びのカギとなっているようです。

※1)出典:「介護施設入居に関する実態調査 2023年度」(株式会社LIFULL seniorによるインターネットアンケート調査より)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000049958.html

2.入居までの具体的な流れ

申し込みから入居まで10日~2週間前後ほどを要します。
リサーチから申し込みまで、少なくとも1カ月以上はかかるのが一般的です。
細かく流れを見ていきましょう。

【1】お問い合わせ・ご相談

まずはインターネットなどで検索してみましょう。家族が行きやすい場所など入居検討エリア内でどのような施設があるかを知り、気になる施設には電話やメールで問い合わせ、詳しいパンフレットを取り寄せます。生活環境や費用、本人の要望や性格、家族の考えに合うなど、さまざまな観点で検討しましょう。

【2】見学

見学したい施設が決まったら予約をして見学へ。施設の雰囲気や運営会社の理念、スタッフや設備など施設によって異なることが多いので、リアルな住環境を感じられます。料金システムや実際にかかる費用など、疑問点も事前に用意しておきましょう。
実際には2~3カ所の施設を見学、比較して決める人が多いようです。
※家電や家具を持ち込みたい場合は、その可否の確認とあわせて、コンセントの位置確認、家具を置く場所のサイズ確認なども見学時に行っておくとよいです。

【3】入居申し込み+健康診断書・診療情報提供書の提出

見学後、入居したい施設が決まったら申し込みをしましょう。その際に、かかりつけ医から施設側への医療情報引き継ぎのため、健康診断書・診療情報提供書を提出します。

【4】アセスメント(入居者との面談)

入居後、適切な介護や支援を受けられるよう、施設のケアマネジャーが本人や家族と面談し、生活の様子、要望など詳しくヒアリングしてケアプランを作成します(※入院中であれば、病院の医師や看護師にもヒアリングする場合があります)。項目が細かく大変に思うかもしれませんが、ケアマネジャーが適切な介護計画を立案するために必要なステップです。

【5】入居審査

アセスメント(面談)をふまえ、施設側での受け入れに問題がないか、医療支援の対応が可能かなどを検討します。
一般的に、医療的依存度が高い場合や、自傷他害の暴力行為などにより他の入居者の生活に影響を及ぼす、または施設側の業務に支障をきたす場など、入居が困難となることがあります。
これらは一例なので、事前に重要事項説明書などを確認しておきましょう。

【6】入居契約

入居契約時は、印鑑証明や住民票など前もって準備しておく書類があるので、見学時やアセスメントの際など事前にしっかりと確認しておきましょう。

【7】入居

生活に必要な身の回りの準備をして、いよいよ入居です。

※体験入居も可能

ステップとして必須ではありませんが、ほとんどの施設が体験入居を実施しています。実際のホームの生活を最長1週間程度試し、見学だけではわからない細かい部分などを知り、確認することができます。入居検討者・施設側の両方がお互いを知ることができるので、入居に不安がある方は試してみるとよいでしょう。

3.契約時に必要な書類や入居時に必要なもの

老人ホームは病院とは違います。家を借りる時に「賃貸契約書」で双方の確認が必要なように、老人ホーム契約時にも前もって準備しておくべき書類が多数あります。入居契約時にスムーズに対応できるよう、入居時に必要なものなどもしっかり確認しておきましょう。
※下記は一例で、施設によって異なります。

「入居申し込み+健康診断書・診療情報提供書の提出」時に準備するもの

入居申込書 / 健康診断書(主治医意見書) / 診療情報提供書 / 後期高齢者医療被保険者証 / 健康保険被保険者証 / 介護保険被保険者証  / 介護保険負担割合証  / 認印 など

「入居契約」時に準備するもの

銀行名・支店・口座番号のわかるもの /  銀行印 /  認印 (銀行印と同じでも可)  / 身元引受人、返還金受取人の実印  /  身元引受人、返還金受取人の印鑑証明 /  身元引受人、返還金受取人の住民票( 確実な連絡の為) / 身元引受人、返還金受取人、後見人の登記事項証明書の写し、成年後見人通知書 (成年後見制度利用の場合) など

「入居時」時に準備するもの

後期高齢者医療被保険者証 / 健康保険被保険者証  / 介護保険被保険者証 / 介護保険負担割合証 / 障害者医療証、被爆者手帳など /  よく受診する病院の診察券 など

その他生活用品・家具・家電

・洗面用具…歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、義歯洗浄剤、ハンドソープ、電気髭剃り、タオル、化粧水や乳液、ボディローション など
・衣類、下着、寝間着、靴下 など
・内履き、外履き
・使用中の介護用品…眼鏡、補聴器、杖、オムツ類、食事用エプロン、自助具 など
・生活用品(必要な人のみ)… テレビ、 冷蔵庫、 ハンガー、家具 など

(補足)
※身元引受人とは・・・入居する方の生活を把握し見守り、身柄の引き受けや荷物の引き取り、退去時の手続きなど、入居者に関するさまざまな対応を行う人
※返還金受取人とは・・・退去時に、契約書に定められている返還金を受け取る人

4.まとめ

いかがでしたか?介護付有料老人ホームへの入居は、介護スタッフなど専門スタッフによる安心した暮らしや、医療面・日常生活面でのサポート、社会的なつながりの提供などさまざまな利点があります。入居までには、情報収集、見学、アセスメントなどいくつかの段階がありますが、適切なサポートを受けるため、お互いに理解を深めるステップだと理解し前向きに取り組むことをお勧めします。
申し込み以降は前もって用意する書類などもあるため、何が必要なのかをしっかりと把握し、入居までスムーズに進めるように準備しておきましょう。

記事監修

株式会社ハイメディック・株式会社シニアライフカンパニー 入居相談員

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