キーワード一覧へ
  1. TOP
  2. コラム
  3. 元気なうちに検討するのが正解?サービス付き高齢者向け住宅に住み替えた理由と事例

老人ホームの選び方

元気なうちに検討するのが正解?サービス付き高齢者向け住宅に住み替えた理由と事例

シニア向け住宅への住み替えは、介護が必要になってからと思っていませんか?
実は、元気なうちから検討し、住み替える方が増えています。なぜ、元気なうちなのでしょうか。
今回は、シニア向け住宅の中でも「サービス付き高齢者向け住宅」にスポットを当て、どんな住まいなのか、早いうちに検討して住み替えると何がよいのか。実際に入居した方の事例を交えて、元気なうちに自分で選んで入居することのメリットをご紹介します。

1.サービス付き高齢者住宅とはどんな住まい?

サービス付き高齢者住宅とは、「高齢者の居住の安定を確保することを目的として、バリアフリー構造等を有し、介護・医療と連携し高齢者を支援するサービスを提供するされた賃貸住宅のことです。「サ高住(さこうじゅう)」「サ付(さつき)」と略されることもあります。
床面積が原則25㎡以上で、トイレ・洗面設備など設置されバリアフリーであること、少なくとも安否確認と生活相談サービスを提供すること、高齢者の居住の安定が図られた契約であることが登録基準とされています。

高齢者が安心して生活できる環境を整えており、中には、大浴場フィットネスジム、シアタールーム、麻雀ルームなど充実した設備や、サークル活動ある施設もあります。入居要件や費用もさまざまです。

トラストグレイス御影 屋上プール

※出典・参考:国土交通省WEBサイト「サービス付き高齢者向け住宅」、一般社団法人 高齢者住宅協会WEBサイト「サービス付き高齢者向け住宅情報システム」

 

2.早めに入居した方のきっかけは?早めに検討した理由

「元気で生活しているなら、自宅のままでよいのでは?」と考える方も少なくありません。では、なぜサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に住替えるのか?元気なうちに入居を検討したきっかけとは?実際の生活の様子は?元気なうちに住み替えを検討して、入居したご夫婦の事例をご紹介します。

トラストグレイス御影に入居された80代ご夫妻Aさんの事例

ご主人:私自身、壮年期に両親の在宅介護を経験しました。介護そのものが重労働で、とても大変でした。それもあって、自分が年をとるにつれて老々介護も厳しいと思うところがあり、いずれは専門の施設に入ろうと考えていました。何となく80歳が一つのボーダーラインかなと感じていて、その前後2年くらいで施設探しができればいいかなと思っていました。
施設を探す中で、トラストグレイス御影の体験入居をした際に「入るならここだ」と、その日に契約を決めました。決め手になったポイントはいくつかあります。一般棟でも看護スタッフが常駐ていて、必要であれば外部の医療機関とも連携してくれる。介護棟もあるので介護が必要になったら介護棟への住み替えも検討できるなど、充実した医療システムが将来のことを考えた時に安心感がありました。また、ロビーを案内していた際に入居者の皆さんが、居室を出て輪になってお話されているのを見て、閉鎖的ではない雰囲気がとてもいいなと思いました。
実際に入居してからは、毎食後に敷地内を散歩するのが日課で、趣味の時間を大切にしています。たまに水彩画を描いて、今は帆船模型に没頭しています。

奥様:私は施設に入るのであれば、人間関係の構築が大切だと考えていましたから、入居してからはサークル活動に積極的に参加しました。初めてのことばかりでしたが、ビリヤードや麻雀、コントラクトブリッジ(トランプゲーム)などをして、交流を楽しんでいます。ビリヤードでは100歳の方と一緒のグループでやっていますが、その方は普段歩行器を使われているのにビリヤードとなると1時間立っていらっしゃるんです。ゲームとなるとやっぱり力がでるのでしょうね。私も100歳を目指してビリヤードに励もうと思っています。
栄養面で工夫された食事を出していただいて、スタッフの皆さんも親切で安心です

トラストグレイス御影 ビリヤードルーム

3.事例から読み解く、元気なうちに住み替えるメリットとは

お元気な方向けのシニアレジデンスにて実施したアンケートでは、入居を検討した理由の1位は「自宅生活への不安」。2位は同率で「将来施の入居先を探すため」「独居生活への不安」、4位が「子供に迷惑を掛けないため」、5位が「自宅生活が困難なため」でした。

Aさんのように自分が介護を経験された方をはじめ、年齢を重ねるにつれて将来を考えた時「子どもに迷惑をかけたくない」「老々介護への不安」「独居生活への不安」が生まれ検討する方や、また骨折などのけがや認知症を患った時、食事の支度や掃除などの家事を自分でできるか。何かあってからでは遅いと感じ、入居を検討した方が多いです。
今すぐでなくても将来的に施設の入居を考えていて、Aさんのように見学をしてみたら「いい!」と思って入居を決めた、という方もいるでしょう。元気なうちに見学すると、自分の目で見て、聞いて、感じて、判断することができます。

実際に、元気なうちから住み替えると、施設の中で体を動かす習慣が身に付いたり、自分なりの過ごし方や楽しみを見つけたりすることができます。また、入居後の日常生活の中でそれを継続していくことは健康維持につながります。奥様のようにサークル活動などを通して自分の目標や、あの人のようになりたい、という目指す姿が見つかることもあります。

※2021年7月~2023年6月に実施。対象施設はトラストグレイス白壁、アクティバ琵琶(レジデンス棟)、 トラストガーデン宝塚、トラストグレイス御影(一般棟)、レジアス百道にお住まいのご入居者及びご家族など、回答件数:124件

4.まとめ

元気なうちから入居を検討し、さまざまな施設を見学することで、自分の求めている老年期の過ごし方のイメージが湧いてきます。良いと思える施設と出会えた際には、自分の気持ちで決めることができ、将来に対する不安も減り気持ちもやすらぎます。見学や体験入居などをして自分で選ぶことで、入居にも前向きになれます。何かあってから慌てて決めるよりも、快適に楽しく、過ごしている自分の姿がイメージできる施設を早めに探すことをお勧めします。

そして、早いうちの住み替えは、アクティビティへの参加や、散歩、フィットネスジムや大浴場など共用施設の利用にも積極的になれます。趣味や日課、サークル活動など自分なりの楽しみ方を見つけることもでき、入居後の充実した生活にもつながります。心身共に健康的な生活、自分の理想とする老年期の過ごし方に近づけるかもしれません。

キーワード

もっと見る

閉じる